Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2007.05.02,Wed
4/28~4/30の連休の間、尾瀬に山スキーに行ってきた。
とても気持ちの良い快晴が続き、雪もまだ2m近く残っていた。
山の鼻に荷物をデポして、3時間近くかけてヒーコラヒーコラと至仏山に登り、わずか1時間で滑り降りてくる、というのを2日間繰り返した。
1日目はムジナ沢。2日目はワル沢方面からカラ沢にトラバース。
朝晩は冷え込んだけれど、真冬に比べるとずっと暖かく、日中は陽射しが暑いくらい。
山の麓はちょうど桜が満開で、水仙、菜の花、ユキヤナギ、レンギョウも咲き誇り、春爛漫の風景だった。
尾瀬はその昔、小学校の林間学校で行ったのが最後。
山に囲まれた地形にぽっかりと空と湿原が広がって、その狭間に木道が伸びていて、人が蟻の行列のように連なっていたイメージだけは鮮明に覚えている。
ほんの少し昔、山歩きにはまった頃、あれこれ山に関するWebサイトをブラウジングしているときに、たまたま尾瀬で山スキーに行ったBlogを見つけた。西丸震哉氏という秘境探検家の著作に記された念願の尾瀬の岩塔ヶ原に行ったという内容だった。
西丸震哉氏とは何者かと西丸氏について検索を進めると、尾瀬についてのいわく話がそろりそろりと出てきた。
福島県桧枝岐村は平家の落人の集落である、とか。
(特にいわくネタではないけれど。桧枝岐村のPRにも記載されているので。)
岩塔ヶ原一体は異世界に通じるミステリースポットである、とか。
(なんでも、西丸氏は岩塔ヶ原で2度自分のドッペルベンガーに遭遇したとか。。)
尾瀬はサンカの霊場である、とか。
廃藩置県のときに、福島と新潟は尾瀬一帯を事情にうとい群馬に押し付けた、とか。
(この辺は、ナイーブな問題らしいけれど。。どうなんだろう)
ほどなくして、古本屋で「西丸震哉氏の日本百山」を入手し、そのマニアックな山セレクションにビビった。
西丸氏の挙げる百山を忠実に再現するには、いったいどれだけサバイバル能力を高めればよいのか検討もつかなかった。
至仏山山頂を目指しながら、折につけては振り返り、背後に広がる尾瀬湿原と聳える燧ヶ岳と周囲に連なる山並みを見渡しては、岩塔ヶ原はあっちだろうか、カッパ山は、瞳が原はあの辺だろうか、ニチャベッタ姫はどこにいるのだろうか。。。と何度も考えた。
夕方、至仏山の北、ムジナ沢の頭あたりに沈む夕陽を眺めながら、シラカバの林の雪原をぽてぽて歩き、氷河期時代のカールの名残の湿原と、その向こうに凛としてある燧ヶ岳を眺めて、あらためて自然の壮大な美しさに胸をうたれた。
一時期、自分の中で尾瀬という土地があまりにも神聖な存在になってしまったので、畏怖の念ばかりが先行し、そこにいる自分を想像できずにいた。でも、実際にここに来て本当に良かった、そう思った。
こんな素敵な旅を企画してくれた山の会のかたにこころから深く感謝。
とても気持ちの良い快晴が続き、雪もまだ2m近く残っていた。
山の鼻に荷物をデポして、3時間近くかけてヒーコラヒーコラと至仏山に登り、わずか1時間で滑り降りてくる、というのを2日間繰り返した。
1日目はムジナ沢。2日目はワル沢方面からカラ沢にトラバース。
朝晩は冷え込んだけれど、真冬に比べるとずっと暖かく、日中は陽射しが暑いくらい。
山の麓はちょうど桜が満開で、水仙、菜の花、ユキヤナギ、レンギョウも咲き誇り、春爛漫の風景だった。
尾瀬はその昔、小学校の林間学校で行ったのが最後。
山に囲まれた地形にぽっかりと空と湿原が広がって、その狭間に木道が伸びていて、人が蟻の行列のように連なっていたイメージだけは鮮明に覚えている。
ほんの少し昔、山歩きにはまった頃、あれこれ山に関するWebサイトをブラウジングしているときに、たまたま尾瀬で山スキーに行ったBlogを見つけた。西丸震哉氏という秘境探検家の著作に記された念願の尾瀬の岩塔ヶ原に行ったという内容だった。
西丸震哉氏とは何者かと西丸氏について検索を進めると、尾瀬についてのいわく話がそろりそろりと出てきた。
福島県桧枝岐村は平家の落人の集落である、とか。
(特にいわくネタではないけれど。桧枝岐村のPRにも記載されているので。)
岩塔ヶ原一体は異世界に通じるミステリースポットである、とか。
(なんでも、西丸氏は岩塔ヶ原で2度自分のドッペルベンガーに遭遇したとか。。)
尾瀬はサンカの霊場である、とか。
廃藩置県のときに、福島と新潟は尾瀬一帯を事情にうとい群馬に押し付けた、とか。
(この辺は、ナイーブな問題らしいけれど。。どうなんだろう)
ほどなくして、古本屋で「西丸震哉氏の日本百山」を入手し、そのマニアックな山セレクションにビビった。
西丸氏の挙げる百山を忠実に再現するには、いったいどれだけサバイバル能力を高めればよいのか検討もつかなかった。
至仏山山頂を目指しながら、折につけては振り返り、背後に広がる尾瀬湿原と聳える燧ヶ岳と周囲に連なる山並みを見渡しては、岩塔ヶ原はあっちだろうか、カッパ山は、瞳が原はあの辺だろうか、ニチャベッタ姫はどこにいるのだろうか。。。と何度も考えた。
夕方、至仏山の北、ムジナ沢の頭あたりに沈む夕陽を眺めながら、シラカバの林の雪原をぽてぽて歩き、氷河期時代のカールの名残の湿原と、その向こうに凛としてある燧ヶ岳を眺めて、あらためて自然の壮大な美しさに胸をうたれた。
一時期、自分の中で尾瀬という土地があまりにも神聖な存在になってしまったので、畏怖の念ばかりが先行し、そこにいる自分を想像できずにいた。でも、実際にここに来て本当に良かった、そう思った。
こんな素敵な旅を企画してくれた山の会のかたにこころから深く感謝。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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