Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2014.07.30,Wed
海の日の3連休は、初日に大井川倉沢を雪渓敗退したので2日目は移動日。
3日目はどーすんべー…と、微妙に持て余し気味な感じでうだうだと(主に自分が…)行先を検討。
がっつりフリーを楽しむには気力体力が不足気味。なによりも、倉沢を敗退したことでゴルジュ成分が不足気味。
という訳で、7月21日(月・祝)は、日帰りで手近な奥多摩の倉沢谷へ。
以前、お天気がイマイチな時にウェットスーツをお借りして水線突破限定で遡行したら楽しかった記憶があったので再訪。
朝イチで出発。林道脇に車を停め入渓。
まずは、かつて奥多摩最難と言われた(らしい)マイモーズの悪場を見学。
水量が少なく足がついて歩いて辿り着けてしまうけれど、雰囲気は抜群。石灰岩の滑り台のような滝場を見学して満足。
[マイモースの悪場への入口]水勢はあるけれど足が付くので実は普通に歩けてしまうという…。でも雰囲気はたっぷり。
抜け口に穿たれたペツルのボルトとでっかい安全環を見て、いったいどこの山岳会が…と思ったけれど、どうやらここをベースにキャニオニングツアーを主催されているガイドツアーさんのもののようでした。
改めて入渓点に戻り遡行開始。
上下ウェット装備なので今回も水線通し限定で。巻道明瞭だし、すぐ傍には林道が併走していていくらでも逃げられますが、この沢は水線通しが楽しいです。
すぐそばに巻道や林道があるという安心感は頼もしくなにも心配はいりません。でもね、なんとなく「遊び場感覚」というもやもや感が残ってしまう。この沢が悪い訳じゃないのに。
畢竟、登山もクライミングも沢登りも遊びの延長でしかないのに、遊び場で遊ばされている感じだともにょるというのは、ただの贅沢なのだと思います。ごめんなさい。
5m滝を越えたところでキャニオニングツアーの係員さんに遭遇。滝場を越えた後で良かった…(でないと、登る場面で上から人が降ってくるところだったw)。
その先を進むと前方に釣り師さんが。
先を急がなくてはいけない沢ならば、心底申し訳ないと思いながらも抜かせていただくところですが、今日はゆるふわ沢登りなのでのんびりと釣り師さんのペースに合わせて休みやすみ前進。
やがて5m滝で納竿をされたところで先を進ませてただく。
古い堰堤を越え、林道に上がる直前に大量の倒木。左岸の斜面が大きく抉れていて、山抜けした模様。2月の豪雪の影響だと思われ。
林道に上がり、まだ時間があるので魚止橋を渡ってその先の塩地谷を継続。
塩地谷の2段10m滝は豪快で、直登できそうにない。もしここに林道が併走していなければ…谷は深く人の侵入を拒んでいただろうな…と、少し残念に思う(傲慢ですね…すみません)。
魚止滝上から斜面を下りて再び沢へ。そこには敢えて水流の中で斜面をクライミングをしている謎のパーティが一組。なんというか…楽しいのかしら(謎)。
2段4m滝をフリーソロで通過し、地蔵滝8mは直瀑で登攀不可能なので右岸を高巻。古いフィックスロープと明瞭な踏み跡を辿り、最後に10mほど懸垂下降して再度沢床へ。
下部では黒いスレートだった側壁も、魚止滝から上は石灰岩が主となり、側壁の高さはないけれどゴルジュの雰囲気はたっぷり。
[ゴルジュの奥の4m滝] ゴルジュの雰囲気ならプチ会越の沢気分。奥多摩の懐の深さと良さを改めて実感。
トポでは連続して高巻きとなっている3m、4m、6m滝の連暴帯は、とてもゴルジュ感満載で、特に難しいところはなくゴルジュ通しで登れました。
6mCS滝はヒョングリの裏を抜けた右壁がワイドムーブで抜けられそうな感じで、登り始めたら絶妙に配置されたホールドを慎重に繋いで登ることに神経が集中してしまい、「ロープ出した方がいいんじゃないの?」という声を背後に聞きながらも無事にフリーで抜けました。中間に残置ハーケンがあるのでロープは出した方がよいかと思います(反省)。
その上の6mスラブ滝はさくっと巻いて、登山道に合流。ここで遡行切り上げ。
あとは登山道をぽくぽくっと歩き、魚止橋から林道に戻ってお手軽下山。
のびのびと沢登りの楽しさを満喫した一日でした。緊張感ばっかりでは神経もたないので、こういうゆるふわっな沢はミモココロモ洗われてとても楽しかったです。ありがとうございました~。
3日目はどーすんべー…と、微妙に持て余し気味な感じでうだうだと(主に自分が…)行先を検討。
がっつりフリーを楽しむには気力体力が不足気味。なによりも、倉沢を敗退したことでゴルジュ成分が不足気味。
という訳で、7月21日(月・祝)は、日帰りで手近な奥多摩の倉沢谷へ。
以前、お天気がイマイチな時にウェットスーツをお借りして水線突破限定で遡行したら楽しかった記憶があったので再訪。
朝イチで出発。林道脇に車を停め入渓。
まずは、かつて奥多摩最難と言われた(らしい)マイモーズの悪場を見学。
水量が少なく足がついて歩いて辿り着けてしまうけれど、雰囲気は抜群。石灰岩の滑り台のような滝場を見学して満足。
抜け口に穿たれたペツルのボルトとでっかい安全環を見て、いったいどこの山岳会が…と思ったけれど、どうやらここをベースにキャニオニングツアーを主催されているガイドツアーさんのもののようでした。
改めて入渓点に戻り遡行開始。
上下ウェット装備なので今回も水線通し限定で。巻道明瞭だし、すぐ傍には林道が併走していていくらでも逃げられますが、この沢は水線通しが楽しいです。
すぐそばに巻道や林道があるという安心感は頼もしくなにも心配はいりません。でもね、なんとなく「遊び場感覚」というもやもや感が残ってしまう。この沢が悪い訳じゃないのに。
畢竟、登山もクライミングも沢登りも遊びの延長でしかないのに、遊び場で遊ばされている感じだともにょるというのは、ただの贅沢なのだと思います。ごめんなさい。
5m滝を越えたところでキャニオニングツアーの係員さんに遭遇。滝場を越えた後で良かった…(でないと、登る場面で上から人が降ってくるところだったw)。
その先を進むと前方に釣り師さんが。
先を急がなくてはいけない沢ならば、心底申し訳ないと思いながらも抜かせていただくところですが、今日はゆるふわ沢登りなのでのんびりと釣り師さんのペースに合わせて休みやすみ前進。
やがて5m滝で納竿をされたところで先を進ませてただく。
古い堰堤を越え、林道に上がる直前に大量の倒木。左岸の斜面が大きく抉れていて、山抜けした模様。2月の豪雪の影響だと思われ。
林道に上がり、まだ時間があるので魚止橋を渡ってその先の塩地谷を継続。
塩地谷の2段10m滝は豪快で、直登できそうにない。もしここに林道が併走していなければ…谷は深く人の侵入を拒んでいただろうな…と、少し残念に思う(傲慢ですね…すみません)。
魚止滝上から斜面を下りて再び沢へ。そこには敢えて水流の中で斜面をクライミングをしている謎のパーティが一組。なんというか…楽しいのかしら(謎)。
2段4m滝をフリーソロで通過し、地蔵滝8mは直瀑で登攀不可能なので右岸を高巻。古いフィックスロープと明瞭な踏み跡を辿り、最後に10mほど懸垂下降して再度沢床へ。
下部では黒いスレートだった側壁も、魚止滝から上は石灰岩が主となり、側壁の高さはないけれどゴルジュの雰囲気はたっぷり。
トポでは連続して高巻きとなっている3m、4m、6m滝の連暴帯は、とてもゴルジュ感満載で、特に難しいところはなくゴルジュ通しで登れました。
6mCS滝はヒョングリの裏を抜けた右壁がワイドムーブで抜けられそうな感じで、登り始めたら絶妙に配置されたホールドを慎重に繋いで登ることに神経が集中してしまい、「ロープ出した方がいいんじゃないの?」という声を背後に聞きながらも無事にフリーで抜けました。中間に残置ハーケンがあるのでロープは出した方がよいかと思います(反省)。
その上の6mスラブ滝はさくっと巻いて、登山道に合流。ここで遡行切り上げ。
あとは登山道をぽくぽくっと歩き、魚止橋から林道に戻ってお手軽下山。
のびのびと沢登りの楽しさを満喫した一日でした。緊張感ばっかりでは神経もたないので、こういうゆるふわっな沢はミモココロモ洗われてとても楽しかったです。ありがとうございました~。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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