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Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by - 2025.01.29,Wed
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Posted by norlys - 2008.01.21,Mon
ノルウェーからの帰りの飛行機の中で、エンターテイメントガイドをチェックしたら、「Tatt av kvinnen(Gone with the woman)」というノル映画を発見。

さて、シートベルト着用サインが消えて、エンターテイメントプログラムの開始のアナウンスがあるや、チャンネルを「Tatt av kvinnen(Gone with the woman)」にあわせました。
「風と共に去りぬ」ならぬ、「女と共に去りぬ」。。。?
ふと隣のスクリーンを見たら、同居人も同じプログラムを選択中。

Erlend Loe原作、Petter Næss監督。2007年に封切されたコメディー映画。
ノルウェーのアカデミー賞といわれる国内賞のナントカ賞を受賞したとかなんとか。

なんというか、実にコミカルでバカバカしくて、面白かったです。
あまりのバカバカしさに、ふたりでウヒャヒャと笑いこけてしまいました。

おそらく日本で上映される機会はなさそうなので、以下おもいっきしネタバレです。
(ただノル語音声+英語字幕で観たので、自分の勘違いがあるかも。。です)

主人公のHamは気が弱くさえない若者。企業で雑用をこなす事務員。趣味? は、近所のプールで泳ぐこと。
ある日、Marianneという女性がなぜか彼にひとめぼれ。素朴で明るくてチャーミングなMarianne。有無を言わせぬ勢いでHamに迫ります。

Marianneは、Hamを呼び出してプレゼントを渡したり、突然黄色い洋服ダンスとスーツケースを彼の部屋に運び込んで住みついたりと、猛烈に積極的に強引にHamの生活の中に割り込んできます。
気の弱いHamは降って湧いたようなMarianneという存在に戸惑いながらも、彼女を受け入れていきます。

それにしても。。。本人同様かなりさえないHamの部屋のインテリアに、これまたどうしても馴染まないMarianneの黄色い洋服ダンス。
Hamが「この部屋にタンスの色は合わないから塗り替えた方がいいと思うんだけど…」と伝えると、Marianneは「これはわたしのものよ。わたしはこの色が気に入っているの。ペンキを塗りたいなら自分のものを塗ればいいでしょ」と大いに憤慨。
Hamは反論できずにすごすごと降参。

「僕のこと、愛してる?」とHamがMarianneに問えば、Marianneの返事は、"Det tror jeg."(だと思うわ)。

もうのっけからダメだろ、このふたりwww

季節はもうすぐクリスマス。HamがMarianneに「クリスマスはぜひ自分の家族と一緒に過ごしてほしい」と一大決心を伝えると、Marianneは「二人で一緒に過ごす初めてのクリスマスなのよ! もっとちゃんと考えてよ」とまたしても憤慨。

でも結局のところ、MarianneはHamの家族と共に絵に描いたようなトラディショナルなクリスマスを過ごし、そのチャーミングな魅力でみんなを魅了して、Hamはほっと安堵。

ゴタゴタしつつも、なんかうまくいっているかなオレたち。。なんてHamが思い始めたところに、お偉いさんから「自分もスタートは君と同じだった。君は未来の自分かもしれんな」なんて励まされたりして、じわ~と有頂天。

ところが事態は急転直下。Hamに突然の解雇通告。

Marianneに「クビになっちゃった」と伝えると、彼女はぱっと顔を輝かせて「なんてラッキーなの!」と大喜び。
せっかく時間ができたのだから、旅行に行かなくちゃ! と。

Marianneが「パリに行きましょう」ということで、ふたりはバックパックを担いで電車の旅に。

パリの画廊でHamは一枚の絵画を気に入り、「この絵を買いたい!」と申し出ます。ところが、画廊の女主人はフランス語で答えるばかり。と、Marianneが流暢なフランス語でHamの申し出を伝えるじゃないですか。

うへ、Marianne、あなどれん。。とHamは一瞬ビビリながらも、ここで引いたら男が廃る?
画家がフランス国外への持ち出しを希望していないからダメと言われても、Hamはしつこく食い下がります。Marianneも観客も、彼の意外な一面を見たような。。??

なんだかんだとあって、一緒にいることに疲れてしまったふたり。
別行動をとることにして、Hamはパリの下町のカフェでまったりとコーヒーを飲んでみたり。カフェで見かけた恋人たちの姿に「(自分の求めているのは)コレだ!」とひらめいて、宿に戻るとMarianneはふくれ顔。「ここにいるのは厭」とゴネ出す始末。

Hamはしぶしぶ彼女に譲歩。再び電車に乗り、どこかの小さな駅に着いた途端、Marianneが「ここよ、わたしが求めていたのは」と言い出して下車。

野原にシュラフを並べて寝ていたら、いきなり銃声。うわ、待ってくれ、"We came from Norway!" とHamは必死で叫びます。絵画購入のときもそうなんですが、何事につけ「ノルウェーから来た」と言えば、なにかお目こぼしをもらえるんじゃないかというノルウェー人のメンタリティを、さぁ皆さん一笑に付しましょう。

領主の老夫婦のうち、夫人とMarianneはすっかり意気投合。つまはじきにされたHamはMarianneに「パリに戻る」と宣言。ちょっとは期待したものの、MarianneはあっさりとHamを見送ります。

再び戻ったパリの街角で、Hamばったりと若い女性に遭遇。Mirlindaという名前の可憐で控えめな印象の女性。ふたりはなんとなく惹かれあうものを感じて?おずおずと会話を続けるうちに、Mirlindaは思い切ってHamを自宅に招待します。Hamが先日パリで購入した絵画をMirlindaは手放しで賞賛。「まるで自分みたい。。。得られないものを望んで、空を見上げている。。」

Mirlindaの言葉に、ほんのり自信を取り戻すHam。見つめあうふたり。
MirlindaはHamに「恋人はいるの?」と質問。
HamがMarianneのことを思い出して答えに詰まっていると、Mirlindaいわく「わたしには彼氏がいるの。でも、今ここにはいないから安心して」とな。
うはは、「ここにいなければ、いないも同じ」発言キタコレ。まことにヨーロッパ的でございますなww

Hamは内心がっかりしつつ? Marianneへの愛情をむくむくと思い出し? 自分の家に帰ることを決意。
そんなHamに対し、Mirlindaは「ここはあなたのbasementだから、いつでも戻ってきていいのよ」とやさしい言葉で見送り。Hamはじわっと感激。

さて。。。Marianneは自分のもとに帰ってくるのだろうか。。と自宅で逡巡するHamのもとにMarianneがご帰還。

その後も恋愛の主導権は常にMarianneにあって、Marianneは自由奔放にわが道を邁進。HamはHamでMarianneに未練たらたらしながら、同時にフランス語の勉強に精を出してみたり。

なんて風に、色々とドタバタと事件が続くこと、続くこと、続くこと。。。

まぁ結局ところ、Marianneは黄色い洋服ダンスをがっしり抱えてHamの部屋を永久に去り、Hamはパリに飛んでMirlindaに再会。

で、おしまい。

えーと。。

「。。。えー。。。つまり、ノルウェーの女は強いから、やめておけ。気の弱いノルウェーの男性が恋愛するならフランス人相手がいいぞ、って話?」
と、同居人に感想を伝えると、「そうかもねぇ~」との返事。

んー面白かったけど。。何を言いたい映画なのかはよくわからんかったなぁ。。
まぁ、難しいことを考えずに楽しめばいいのかな。。
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norlys
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非公開
自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。

色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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