本日もジムでクライミング。中1日空けただけなので、すっかりよれよれ。。
それでも集中的に登るとなんだか手応えがあるような気がしなくもないような。。どっちだ?
さてはて。
日経BPのサイトで、経済評論家の日下公人氏の「日本の経験がこれからの世界を動かす」という連載記事を拝見。
「中国は完全に安倍外交に屈していた」というコラムが興味深いです。
これ。
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中国は完全に安倍外交に屈していた-そういうことをマスコミは書かないから、日本人は気がついていない。ところが、在日元中国人評論家の石平さんはそれを書いた。石平さんによれば、北京に行ってみると、もうみんな「日本に負けた。完全に日本にグリップされた。我々はそれに対して戦う手段がない」と言っているそうだ。
それを聞いた麻生さんは、「たしかに、外務大臣として北京へ行ったとき、中国の胡錦濤国家主席はもう困り果てていた。本当に立ち往生していた」と言っていた。
「これからいったい誰が総裁になるのでしょうか、やはり安倍晋三がなるのでしょうか」「おそらくなるでしょう」「では安倍晋三に対して、我が中国はどうすればいいでしょうか。教えてください」――というやり取りがあったそうだ。そこで、安倍晋三さんが中国へ来たとき「まずは全面屈服してください」と言ったら、本当にそうしたらしい。
(以下略)
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日下氏はイケイケJAPANというか、誉めて伸ばすというか、かなり日本経済の発展に対してポジティブな(まぁ良い意味で)観点で主張を行う方なので、卑屈で謙虚な自分はどうしても話半分としてとらえてしまいますが。。
それにしても、なぜ今のタイミングで安倍元首相への評価が論じられるのだろ。。
なんだか少し不思議でございま。
安倍元首相が政権の座に就くや猛烈なバッシングを浴びせたのはマスコミで、世論もすっかり同調していたのに、なぜ今更。。。?
しかも日経系列のコラムで、だなんて。。
そもそも「全面屈服してください」なんて主張を日本が中国に対して行ったとは思えないんだけどな。
安倍元総理は中国に対して真正面から「過去に囚われず、建設的に将来について話し合いましょう」というようなことは言っていたけど。
(まぁ人間は自分が受けた痛みは忘れないものなので、この考え方がすんなりと受け入れられるとはなかなか思えません罠。その点は理解できます、はい)
ましてや、日本が中国共産党に引導を渡すことを期待していた。。だなんて、本当ですかね??
いくらなんでもそれは。。。
「アメリカ-日本」の図式を「日本-中国」に置き換えるのは、さすがにちょっと荒唐無稽のような気がしますが。。
「マスコミが書かない」ことを今更マスコミを通じて報じられてもなぁと鼻白みつつも、そういうことを書かないマスコミの恣意的な報道姿勢と、マスコミが書けなかった圧力の存在とを想像するばかりです。
当時はまだ中国の経済活動の勢いが盛んで経済界や政界や外務省やらのラブチャイナ派の声が大きく、チベットや東トルキスタンにおける人権弾圧やスーダン政府への関与に関する報道が日中記者交換協定の名の下に制限されていたからでしょか。
それとも現福田内閣の終焉を見越したうえでの、民主党台頭を抑制し自民党政権を維持するための布石でしょか。
または、日本国内の情勢だけではなく、北京五輪までは、万博まではこのまま上昇を続けるだろうと言われてきた中国の経済情勢に影が落ちてきて、政治勢力にも変化が生じてきたのでしょか。
たったひとつのコラムから性急な判断を下すのは危険ですが、なんだか最近色々なところで風向きが変わってきたような気がして、かえってなんとなくざわざわします。。
所詮、自分好みのニュースしか覗かないから、勘違いしているだけかもなんだけど。。
どうか世界が少しでも穏やかで良い方向に向かいますように。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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