山の会の集会前に山道具屋さんでお買い物。
KONGのアジャスタブル・フィフィ。
人工登攀やビッグウォールにトライする予定はないけれど、なんとなく買ってみた。
お値段もお手頃だし、コードが調整可能なタイプなので(ネットでちと検索してみたら、それが便利という意見と、ロープが滑るぞという意見に分かれていた)、アルミ合金製で軽量なのでまぁ持っていても悪くないか、ということで。
なにより鳥みたいなフォルムがかわいい(それかよ…)。
かわいいので、首筋のコリをほぐしたり、電車の吊革にフックしてみるといった普段づかいにもいいかも(いいのだろうか…)。
上記写真は試しにつけてみた4mmロープ。本来は7mm(好みによっては6mm)をセットするように指定されているので、後で取り替えよう。あと、上の穴には回収用のコードをセットしなくては。
かわいいカラーリングのコードがほしいのだけど、選択肢があまりないんだよなぁ。。
先週末から風邪をひいてしまい、鼻、喉、頭、腹のクワトロパンチ。
起き上がれないほどひどくはならない割にしぶとく治らない。
そんな折に、先日注文したZippo ハンディウォーマー
(カイロ)が届いたので、早速事務所の近くのコンビニでZippoオイルを買って試してみました。
いわゆるハクキンカイロ(まんまハクキンカイロのOEMらしいということは公然の秘密?なのかな。はて?)。
厳かにオイルを注油カップに入れて、カイロに移して、ライターで点火(というか触媒反応のきっかけをつくるそうな)。う~ん、なんか儀式みたい。
触媒部分をちろっと火にかざしただけだけど、こんなんでいいんかな。。と思う内にほんのり温かくなってきました。
触媒反応が開始するとかなり温度が上がるそうなので、使用時は同梱のフリース袋に収納。
うはー、あったかいな~。
というか室内で使用するとホントに熱いくらい。。
物心ついたときから使い捨てカイロが主流だったので、ハクキンカイロという名称は耳にしたことがあったけど、いったいどんなもんだかちっとも知らんかった。
これは冬山や冬の岩場の心強い友になりそう。67gと薄型軽量だし。問題は補充オイルの持ち運びだけど、それはまた追々考えよう。。
現代に甦る大正モダニズムというか、レトロな外観もいいですな。
デザイン的にはZippoブランドよりも純正のハクキンカイロを選択すべきだったかも。。
使い捨てカイロは、寒風が入り込む環境だと固まって冷えてしまい案外使い物にならないのが難点。あれはあれで数を仕込むと結構重たいし。
早速週末の八ヶ岳で活躍していただこう。楽しみ。
ハクキンカイロはオイルや火器を用いることの危険性や注油の手間に加えて、オイルの「匂い」が難点で廃れたという話だけど、風邪っぴきで鼻づまりのせいかあんまり匂わないな。風邪が治ったらどうなんだろ。。
「繰り返し使えて」「廃棄物も出ない」からハクキンカイロはエコ~という表現もあるけど、どうなんだろ。なんでも使い捨てカイロを60個買うと、ハクキンカイロの方がランニングコストが安い計算になるそうだけど。うう~む。ちと微妙のような。。
製造コストとか廃棄コストとかリサイクルコストまで考えたらどういう結果になるんだろう。
ただまぁ、ぬくぬくさ加減ではハクキンカイロの方が断然上なのでエコかどうかよりも機能面で自分としてはマルだし、お子様に持たせるには使い捨てカイロの方が安全かな。
そういえば。真冬の岩場ではバーナーで小石を焼いてチョークバックに入れて指先の暖をとるそうで。これはハクキンカイロよりもさらに前時代の温石ってやつですな。
■Related Links:
Zippo ハンディーウォーマー(正規輸入代理店マルカイコーポレーション)
ハクキンカイロ(株)
スタパ齋藤の「週刊スパトロニクス」 ハンディーウォーマーについての解説(2005/1/31)
昨日は集会の前にモンベルでお買い物。パームウォーマーだそうな。
去年見かけたときに「お、面白い」と思ったけど、なんとなく踏ん切りがつかずにいたら冬が終わってしまった。で、今年はシーズン前に購入。
素材は薄手でも暖かく肌触りの良いシャーミースフリース。
シャーミースの肌触りはとってもなめらかで、触っているとなんとなく幸せな気分。
フリースは切りっぱなしでOKな取扱い楽チン生地だから、生地だけで販売してほしいなぁ。。
雪山だと手袋を外したり嵌めなおしたりしている内に袖口から雪が入ることがあるので(下手なだけ)、手首を保温することで指先の凍傷防止になればよいな、と。
でも、指先が自由でキーボードを叩く際にまったく邪魔にならないので、これ普段使いでもかなり重宝かも。
それに、今年は普段着用のカットソーやニット製品でもサムホール付のものが多いので、なんとなくオサレさんになった気もしたりして。。(気のせい)
ひとめ惚れでした。それでもモノを増やすのは厭だな~といったんは諦めたものの、2週間後にお店に再訪した折にやっぱり買ってしまった。。
←コレ。写真の撮り方がヘタクソすぎて、我ながらガッカリ。
ムダのないすっきりしたフォルムで、とりわけ下部のカーブのラインが美しい。
軽量で金属の厚みもほどよくて、表面加工の質感もいい。
秋山や冬山で一人鍋をつつくのによさそうな形で、内側にはお米と水の分量(1合と2合)を量る目盛りがそっと刻まれています。
蓋の黒いつまみだけが凡庸な印象でちょっと惜しいけど(これが最初のときに購入を見送った理由)、総合的には限りなくパーフェクト。
収納を最優先するという意味でより機能的な形状のものはあるけれど、この「土鍋」っぽさがたまらんのです。
これぞジャパンモダニズム(誉め過ぎかな。。個人的にはコンランショップに並んでいても納得しちゃうけど。。て、やっぱり誉め過ぎかも)。
シンプルで合理的、機能とデザインが高い次元で融合していて、アウトドア用品は自分にとってはモダンアートの宝庫です。
昨日は仕事の帰りに山道具屋さんに立ち寄ってエアマットを受け取り。
先日、剱岳を登ったときに持参したエアマットが空気抜けをおこしていて大層切ない思いをしました(事前にチェックしましょう。。はい)。
なんか最近エアが抜けてるよーな、とは思っていたけれど、決定的だったのは剣岳の山行。
よりによって雪山テント泊のときにダメにならんでもよかろーに。。orz
家に帰ってからエアマットをお風呂場に持ち込み、水で薄めたボディーソープに塗ったくりぎゅっと押してみたところ、裏面からぶくぶくと泡が、い~ち、にぃ、さん。。。計6箇所。うげげ。
1、2箇所なら付属のリペアキットで直そうと思っていたのですが、さすがにこれはちょっと。。大杉
(ノ`m´)ノ ~ ━━ ←マット
パンク箇所はすべて足元側の裏面に集中。。て、なんでだろ?
去年の晩秋くらいに購入して、使用頻度は高いものの、整地したテントか小屋でしか使ってないし、上下にパンクの原因となりそうな荷物を置いたわけでもないし、収納時は一番内側だし。。
一番内側に巻き込まれることで、かえって生地が痛みやすいのかな。。
というわけで、購入した山道具屋さんに持参してメーカー修理をお願いしたところ、持ち込んでから2日後に早速ショップから電話があり、「新品と交換になります」とのこと。
おお、それはありがたい。ありがたいけど。。ひとつ分のお値段で新品交換だと、メーカーさんも割に合わないのでは、、、それに、今度のブツは大丈夫なんかな、、、
と、ちょいと複雑な気分。。(・_・")
収納がかさばらず、軽くて快適なエアマットは、自分にとってかなり重要なアイテム。
睡眠は明日の活力の源だもんで。山においては、食う&寝るという生理的活動はホント大事。
パンクしないエアマットがあれば良いのですが、まぁ多少はやむなし(パンクしにくいのはあるにはあるけど高い。またはエアマットじゃなければパンクはしないけど、重い)。
パンクしたら色が変わってエア漏れの箇所が見つけやすいとか、小さなエア漏れ穴ならある程度はセルフリペアしちゃうとか、さらなる進化を遂げてほしいところです。
無理かな~。。
安物買いの銭失いの典型で、ちまちまとした雑貨モノが好き。
最近のお気に入りはこれ。
↓
Jean Ring。その名のとおり、ジーンズのベルトループにひっかけたりポケットにクリップしたりする真鍮製のキーリング。
1975年にアメリカで発売され、特にハワイのサーファーの間で大人気だったとか。
アメカジとかハワイとかサーファーといった単語は自分にはあまり縁はないのですが、シンプルなデザインと金属の質感に惹かれて購入。
仮にも山屋の端くれなのでカラビナならいくつか持っているんですけどね。ま、いいか。
歩くときに、リングに付いているタグが微かにシャランシャランと鳴るのがちょっと心くすぐられます。鈴をつけてもらった猫の気分というか、なんというか。
昨日、ピープス社のアバランチトランシーバ(以下AT、いわゆるビーコン)、フリーライドを買っちゃいました。
わーい♪
冬山レスキュー講習会で実物をチラリと拝見し、そのお手頃価格で気になっていたATです。
デジタルのシングルアンテナで捜索範囲は30mと短いものの、お手軽操作だし重量110gと軽量でバッテリーも単三電池1本でOK。体力勝負な冬山で、この軽量はステキすぐる。
先日たまたまカモシカスポーツのWebサイトを見ていたら2月20日付けの本店ニュースでフリーライドの入荷案内を発見。あ~これ~いいなぁ。。と思っていたその直後に、山友のY君とATの話題をしたら「フリーライドいいよね」「カモシカに在庫あるみたいだよ」という流れに。
さらに翌日、「なんちゃって山スキー」計画のお知らせが。
おっとこれは。Ride the tide? いわゆる「キターーーーッ!!」という感じ?
とまぁ、ポンっと背中を押されるように、購入しちゃいましたよ、フリーライド。
今月の山予算はすでに頭打ちだったんだけど。。まぁ、来月こそは緊縮しよう。。
←これが自分のPieps Freeride。命名、タダノリ君。
下のグレイの部分が電源スイッチ。電源スイッチは普段(OFF時)手前に20度くらい?捻った状態。電源スイッチを奥に捻って、本体にピッタリとマッチさせると電源ONでSend(送信)モード開始。
右上部の黄色いボタンを3回押すとReceive(受信)モードにスイッチ。
手袋をはめたままでも簡単に操作できそうだし、なにより間違いがなさそうでうれしいです。
Receiveモードの場合、埋没者数が一人or複数の表示と、一番近いATまでの方向と距離を表示。
二重遭難防止のための自動送信復帰モードは、OFF(なし)と3分、5分、8分の4段階切り替え。OFFでは不安なので、8分にセットしました。
山の会の共同装備にあるATはスイッチ関係が操作しにくかったので、タダノリ君のシンプルな操作感にぐっと感動。
ただ3回ボタンを押したらReceiveモードに変更というのは、テキストによる説明がないとわからないので、この点は要改善では? と思いますが。ただ、ボタン1押しでモード変更だとうっかり携帯時にモードが変更されてしまうおそれがあるので仕方ないか。悩ましいですな。。
また、常に液晶パネルに電池残量が表示されているの点がGood。
冬山レスキュー講習のときに、デジタル系ATのなかでダントツの信号到達距離を実証してみせたMAMMUTのPulse Barryvoxへの憧れは未だ抱きつつ。。ですが、まずはこのMy First ATであるタダノリ君をちゃんと使いこなせるように精進しようと思います。
さて。Pieps Freerideの取説の冒頭に、以下の注意書きがあります。
IMPORTANT! The PIEPS Freeride device cannot protect you from avalanches.
A thorough understanding of the topic of avalanche prevention is just as indispensable as regular practice of victim search in accident situations.
ATが雪崩事故から人間を守ってくれるのではない、雪崩リスクマネジメントの十分な理解と常日頃のトレーニングが重要-という至極当然な内容です。
使わずに済めばよいものを携帯する矛盾。
自分はハードウェアが大好きなので、新しいツールというだけでついついニンマリしてしまいますが、真っ白な雪原の上に立ち尽くして己の無力さを噛み締めてきた人々の思いが詰まったものだと思い直しては敬虔な気持ちでタダノリ君を眺めているところです。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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