もともとは工業原料や機能性材料としてのガラスの物性などについて学びたかったのだけど、そうなると研究室とか企業の門を叩くほかになさそうなので、方向性がまったく違うけどガラスアートでも受講してみましょか、ということになった次第。
まぁビーズやガラスアートも好きなので、それはそれでいいんだけど、まさか自分で作ってみることになるとは思わなんだ。。
教室はマンションの1室。先生は穏やかで物静かな方で、見るからに芸術肌タイプ。
薀蓄とか含蓄とか前口上とかは一切ナシでいきなり実習開始。
なにがなんだかよくわからないまま、まずは鉛ガラスのガラス棒を3本選択。
どれもこれもキレイで迷い、色の組み合わせを考えるとさらに戸惑う。(結局、組み合わせとしては失敗だった^^;)
ほんとうになにも分からないので、先生が基本のキを教えてくださる。
んで、先生の作業をお手本に自分でもやってみる。バーナーの炎の縁で鉛ガラスのガラス棒をゆっくり温めてからバーナーの炎の高温部分で溶解させる。くにゃくにゃ水飴状になるので垂れないように、くるくる回しながら玉を大きくする。もう一方の手で、ポンテと呼ばれるガラス棒を温めてから玉状のガラスの表面に軽く接着させてうにょ~と引き伸ばす。
これがもう、予想どおり難しい。
いきなりバーナーの炎にガラス棒を突っ込むとパリっと弾ける。あぁ。。溶けたガラス玉をくるくる回していないとどぼっと垂れる。あぁ。。溶けたガラス玉を引き伸ばそうと慌ててポンテのガラス棒をバーナーの炎に突っ込むと、これまたパリンと弾ける。あぁ。。ポンテの引き具合がヘタクソで、どうもうまくできない。ぐわあああぁ。。
何度かトライするものの、ことごとくエラー。稀になんとなく思い通りになっても、なぜそうできたのかわからないので再現不可。
また、ガラス棒の色によって微妙に粘性が異なるので加減がよくわからない。(今にして思うと、乳濁している色はぐにゃり度が高かったので、フッ化物系の添加剤による粘性低下だったのかも。あんなに違うんだな。。)
最後に、芯棒に巻きつけてとんぼだまの製作。
自分にはアーティスティックな感性も湧き上がるクリエイティビティもないし、そもそも技術がまったくない。芯棒に巻きつけたガラスがある程度大きくなると、地球の重力に負けてぼとりと落ちないようにヒヤヒヤしながら芯棒をくるくる回すのみ。
頭ではなんとなく分かっていたつもりだけど---つまり、ガラスとは大雑把に言うと珪砂(SiO2)と炭酸ナトリウム、炭酸カルシウムを主原料とし(鉛ガラスは酸化鉛を含有するなど、ガラスによって添加される副成分は異なる)、高温で溶融させてガラス転移点を越えると一気に剛性と粘性が低下して固体から液体となり、その後急冷させると過冷却液体となり、さらに冷却させると常温下においてはアモルファス(非晶質)な固体(=ガラス)になるのだそーな、とか、ガラス(耐熱ガラスや硬化ガラスなどを除く)は熱伝導度が低いため熱衝撃に弱く、急激な温度変化を受けるとガラス表面の微細なクラックを発端に割れてしまう、とか。
とかとか、作業中はそういうガラスにまつわる薀蓄を考えている余裕なんてありません。
右手と左手で別の作業を行うことでいっぱいいっぱい。はうぁ。
なんというか、栄養学を学ぶつもりだったのに、繁盛している中華レストランの厨房に飛び込んでしまったような気分。。あいやー。。
まぁでもモノを作るのは好きだし(センスはないが)、なによりガラスの質感が好きなので、時間が経つのを忘れて作業に没頭してしまいました。楽しかった。
柚子の村として有名な馬路村の柚子製品が色々とあって(ここのポン酢はうまい)、柚子塩と柚子の種(乾燥)を購入。
柚子の種は、焼酎に漬けこんで手作り化粧水を作るためのキットとして販売されていました。
柚子の種で作る化粧水のレシピは知っていたけど、柚子の種ってご家庭ではそんなに集められるものじゃなし。
柚子の種から抽出される高分子多糖類であるペクチン(水溶性植物繊維)と、柚子の精油成分であるリモニン(トリテンペル誘導体)とノミリンが肌に良いのだそうです。
ペクチンということは、いわゆるジャムとかフルーチェなどのプルプルのモト。
面白そうなので、早速長いこと台所に転がっていた越後のワンカップ地酒に種をざざざっと投入。
(ほんとうは密閉容器を使うべきです。はい。)
通常は種を漬け込んで1週間から10日間ほど寝かすととろみのある液体になるそうなのだけど、あまりに適当に大量の種を投入してしまったためか、2日目にしてすでに全体がゲル状。。。
ゲル状のブツを触ってみるとかなりぺたぺた。当然ながら酒臭い・・・。ウッ。。
いや~、でも実験としては面白いです、これ。
こんなに簡単にトロントロンの液体になるとはー。
いわゆる台所の余りもの+廃棄物利用だけど、「越後の純米酒と無農薬の柚子の種だけで作られた自然派高保湿ゲル」と銘打ったら、かなりレアバリューwww かな。
しかしまぁ、「冬至に柚子湯」というのは実に科学的根拠に基づくのですな。
クエン酸とかビタミンCとかペクチンとかトリペンテル配糖体とか、そういう有効成分のアレコレについて知らなくても、そんな使い方を考え出した古の人の実験魂に改めて敬服。
3週間前に八ヶ岳で凍傷にかかった右手の中指と薬指が最近脱皮しました。
水泡の形成もみられず、どうやら表皮の一部のみの損傷で済んだようです。
表皮がまだ薄いので、モノに触れるとちょいとピリピリします。
暖かくなってきたお陰もあって、受傷した指先が冷えることはあまりありませんが、外出時は手袋必携。
とはいえ、そろそろ手袋だと暑苦しいしときもあるだろうしな~あぁでも毛糸で編むのは面倒だしな~ということで、フェルトを引っ張り出してチクチクと指サックを作ってみました。
じゃ~ん♪ww
なんかちょっとカワイイですよ、コレ(自画自賛)。
フェルトを適当に鋏でちょきょちょき切って、青いリネン糸でガシガシ縫い合わせただけ。型なんてとりません。縫い目も雑です。
所要時間約30分。あぁ簡単、楽しい。へなちょこ上等。
オリーブグリーンをベースにラベンダー色がアクセント。
ちょうどベランダで花盛りのローズマリーみたいな配色になりました。
おぉ、これぞホントのグリーンフィンガー。なんつって。
それにしても、フェルトはえらい。ほっこりします。暖かいです。狙い通りです。
羊毛100%ならきっともっと暖かいハズなので、フェルト原毛で作ってみるのも面白そうかと。
ただ指先は結構汗をかくので、ウォッシャブルフェルトの方が良いかな。。と。
などと夢は膨らみまくりんぐですが、外気温の上昇と共にきっとすぐに忘れてしまうわ(汗
***
さて。
いくら軽度とはいえ本来なら速やかに病院に行くべきなのでしょうが、ちょうど山から戻った次の週の日中は仕事がバタバタしていたので市販薬を塗って済ませてしまいました。
お世話になった薬はヒビケア軟膏と白色ワセリン、ヘパリンZ軟膏。(+自作のマッサージオイル)
ヒビケア軟膏の有効成分は、アラントイン(肌修復、抗炎)、パンテノール(パンテトン酸(プロビタミンB5)誘導体、保湿
指皮が剥けがちなクライマーさんにはオススメの一品だと思いますが、もともとあかぎれやしもやけ対策の商品で、春になったからかドラッグストアの棚から姿を消したのが惜しまれます。
買いだめしておけばよかった。。
ヘパリンZ軟膏は、ヘパリンナトリウム(ヒルドイド)の抗血液凝固作用によって血行を促進するそうな(凝血阻止作用があるため出血性血液疾患には禁忌)。
打撲や捻挫、関節痛、腱鞘炎、ヤケド、手術跡の治療のほか、凍瘡治療にも有効だそうです。
なるほど、塗った直後に血行が良くなるのか、すぐに指先がポカポカしてきます。冬山を歩き回る前にあらかじめ塗布しておくとよさそうだな。。と思ったら、すでに山屋さんの間では有名な凍傷対策のようでした。
(ただし凍傷医療の権威である金田正樹医師はヘパリンを禁忌とし、プロスタグランジンを投与されているとか)
あと、ちょいと調べてみたら、ヘパリンZ軟膏(や、有効成分が同じヒルドイドソフトという処方薬)は、目の下の隈をとったり、なんでもキスマークとかSMとかの激しい愛情表現の跡の回復にも有効なんだそうで。。
ほぇ~。。よくそんな使い方思いつきますなぁ。。
市販薬レベルの濃度なので大丈夫かとは思いますが、塗った直後にすぐポカポカするという点が。。効き目が早すぎてちょっと怖いかも。。むむ。
まぁほどほどに、上手にお付き合いしたいなと思います。はい。
取り外しが面倒だったり、重いのがいやだったりで、あまりアクセサリーは身につけないのだけど、なぜだか急にビーズリングがほしくなってしまった。
ビーズ本は持っていないので、Webで無料レシピを配布しているところを探す。
シャムロック・ガーラント さんとビーズマニアさんのところに、かなりの数のレシピがあったので、リングの編み方をつらつら眺める。
昔、それはそれは小さいころにアクリルビーズで作った思い出がよみがえる。あれはあれでチープでかわいかったなぁ、あの時自分はどうやって作ってたんだっけ。。。etc.
残念ながら手持ちのビーズのレパートリーが少なくて、いいなぁと思うレシピがあっても、特小がないとか6mmがないとか、なんか思うようにいかない。
まぁでも、なんとかなるかなぁ~と、ベーシックな作り方をあちこちのレシピで参考にしながら、適当に作る。
ビーズを広げた瞬間にFPチェコのモンタナさんと目があってしまったので、グレーブルー、アンティークシルバー、スモーキートパーズ、アンバーなんとか。。と組み合わせて編み上げる。2時間くらいで完成。
思い立ったら吉日ですぐに完成するし、色あわせが楽しいし、適度にボリュームもあるし、お手頃ビーズの組み合わせだから材料費は格安だし、。。。と、ビーズリング作りにしばらくはまりそうな予感。。
編み物もしたいけど、今日はこれから尾瀬スキーに出発。
あぁ時間がいくらあっても足りませぬ。。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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