Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2014.11.27,Thu
11月の後半の3連休は名張へ遠征。今年の3月の連休に初めて訪れ、GW後半に2回目、今回が3回目。
その間にも何度か予定をしていたけれど高速バスのチケットがとれなかったり天気が悪かったりで断念。ようやく再訪できました。
初日はサニーサイドへ。青蓮寺川のほとりは目に染みるような紅葉が美しく、水温が下がり透明度を増した川の碧さも垣間見える柱状節理の白い岩も絶景かな絶景かな。
水量は春先よりも僅かに減水しているように見えたけれど、川底が浚われたのか渡渉ポイント(脛程度)以外では前回よりも水深が深い感じ。ローカルさんではないので分かりませんが…。
サニーサイドはぽかぽかと暖かい岩場だという印象がありましたが(3月の第一岩壁は横殴りの吹雪の中wだったので)、朝イチで日陰の場所が多く気温もまだ低く。それでも晩秋の瑞牆や小川山のような底冷えする寒さではなく、じきに太陽が当たり始めるようになると快適で、登っていると暑いくらい。
まずは、アップで「だんだん」。前回登っているので気持ちは楽。とはいえ汗かきました。それに最後に決めた6番が遥か足元の下で、落ちないはずだと思っても緊張します。
続けて「もいち(5.10a NP)」にトライ。前回OSで取付いて、中間部のフェイスムーブをこなせずにフォールしてしまったのでリベンジ。
そうそう、これを登りに来たんだ…と思ったけれど、いざルートを目の前にすると、気持ちがしゅんと萎んでしまうなど。
何度も何度ももう一度名張に行きたい! と願ってきたというのに、よくよく考えてみるとたかが半年程度で自分のクライミング力が劇的に向上している訳もないし…。今年は割合早めに沢シーズンを切り上げてフリーモードに切り替えたけれど、雨が多くて外岩を登る機会も少なかったし。(うだうだうだうだ)
でもまぁ、せっかくなので…と、登り始めたら、どうにか無事にRP。記憶よりも易しく感じられました。未知ではなく既知のルートだから当たり前といえば当たり前。
どこでどのプロテクションが決まるのか、この先カムが足りるのか…という精神的な負荷が減るだけで全然違います。特に自分のように登攀能力が乏しくガラスメンタルの場合には。
その後、まに氏が「じょっぴん(5.11c NP)」にOSトライ。安定した登りでしたが、惜しいことに核心部でフォール。自分もTRで触らせてもらいましたが、全然歯が立たず。ほぼ引っ張り上げてもらうばかり(泣き笑い)。あぁでも楽しい、むやみに楽しい。
このルートは長く美しいフィンガー~シンハンド~ハンド。5月に訪れた際にローカルクライマーさんが登られている場面に遭遇し、そのルートのすらりと長くすっきりとした美しさに一目惚れしてしまい、無謀にも遠い目標と定めたルート。
そうそう、このルートを目にしたことで、いつまでも「フィンガーは(もとい、フットジャムは)苦手」と口先で逃げることをやめ、今年はフィンガークラック系にトライを重ねたのでしたっけ。
少し休んでもう一度TRでお触り。
下部はダブルクラックでフェイス的に登り、下から三分の一のところにあるテラスでレスト。テラスから離陸するとフィンガーパート。一切フットホールドはなくフットジャム真っ向勝負。花崗岩だったらもう少しフリクションで誤魔化せそうな場所でも、そこは名張。しっかり確実にフットジャムを決めないと簡単に滑ってしまう。フィンガーパートをどうにかこなしても、シンハンド部分の一手が(自分には)甘くしんどい。てかね、ぴんぴんにロープを張ってもらってもホウホウの体で、もう指が痛いのなんの。て、痛いの。でも。
わぁ…(脳内麻薬だだもれ)。
まさか、遥か遠い目標のルートにこんなに早くお触りできるなんて。トップロープだけど(あ、トップロープだからかろうじて触れる、のか)。
ありがとうございました。
***今回登った(触っただけの)ルート***
2014/11/22
/*名張、サニーサイド
・だんだん(5.8 NP)-再登。「大きなカムはトップロープ」という名言は真実ですが、大きなカムがないと出だしからノープロです(怖)。
・もいち(5.10a NP)-RP。前回OSトライに失敗したのでリベンジ。ワンポイントの核心がフェイスっぽいムーブなんだけど、フットホールドがクラックにしか拾えないのは名張ならでは、で、さすが。しかし10aには辛いような…という意味でもさすが。
・じょっぴん(5.11c NP)-TR。まさかこんなに早く触れる日がくるなんて…(驚)。11cは明らかに自分にはオーバーグレード。でも楽しくて脳内快楽物質だだ漏れ。がちんこのジャミングとフットジャム以外受け付けないクラックの潔さといったら。あぁ…()
・じょっぴん(5.11c NP)-TR。もう一度。もう何度でも手を足を突っ込みたくなる。と、同時に余りの進めなさに(核心で剥がされるとロープの伸びでフィンガーセクションからやり直しなので)指が足先が痛くて「もういやだよ」と岩とのコンタクトを拒否する感じも。登れるようになりたいです。いつの日にか。
その間にも何度か予定をしていたけれど高速バスのチケットがとれなかったり天気が悪かったりで断念。ようやく再訪できました。
初日はサニーサイドへ。青蓮寺川のほとりは目に染みるような紅葉が美しく、水温が下がり透明度を増した川の碧さも垣間見える柱状節理の白い岩も絶景かな絶景かな。
水量は春先よりも僅かに減水しているように見えたけれど、川底が浚われたのか渡渉ポイント(脛程度)以外では前回よりも水深が深い感じ。ローカルさんではないので分かりませんが…。
サニーサイドはぽかぽかと暖かい岩場だという印象がありましたが(3月の第一岩壁は横殴りの吹雪の中wだったので)、朝イチで日陰の場所が多く気温もまだ低く。それでも晩秋の瑞牆や小川山のような底冷えする寒さではなく、じきに太陽が当たり始めるようになると快適で、登っていると暑いくらい。
まずは、アップで「だんだん」。前回登っているので気持ちは楽。とはいえ汗かきました。それに最後に決めた6番が遥か足元の下で、落ちないはずだと思っても緊張します。
続けて「もいち(5.10a NP)」にトライ。前回OSで取付いて、中間部のフェイスムーブをこなせずにフォールしてしまったのでリベンジ。
そうそう、これを登りに来たんだ…と思ったけれど、いざルートを目の前にすると、気持ちがしゅんと萎んでしまうなど。
何度も何度ももう一度名張に行きたい! と願ってきたというのに、よくよく考えてみるとたかが半年程度で自分のクライミング力が劇的に向上している訳もないし…。今年は割合早めに沢シーズンを切り上げてフリーモードに切り替えたけれど、雨が多くて外岩を登る機会も少なかったし。(うだうだうだうだ)
でもまぁ、せっかくなので…と、登り始めたら、どうにか無事にRP。記憶よりも易しく感じられました。未知ではなく既知のルートだから当たり前といえば当たり前。
どこでどのプロテクションが決まるのか、この先カムが足りるのか…という精神的な負荷が減るだけで全然違います。特に自分のように登攀能力が乏しくガラスメンタルの場合には。
その後、まに氏が「じょっぴん(5.11c NP)」にOSトライ。安定した登りでしたが、惜しいことに核心部でフォール。自分もTRで触らせてもらいましたが、全然歯が立たず。ほぼ引っ張り上げてもらうばかり(泣き笑い)。あぁでも楽しい、むやみに楽しい。
このルートは長く美しいフィンガー~シンハンド~ハンド。5月に訪れた際にローカルクライマーさんが登られている場面に遭遇し、そのルートのすらりと長くすっきりとした美しさに一目惚れしてしまい、無謀にも遠い目標と定めたルート。
そうそう、このルートを目にしたことで、いつまでも「フィンガーは(もとい、フットジャムは)苦手」と口先で逃げることをやめ、今年はフィンガークラック系にトライを重ねたのでしたっけ。
少し休んでもう一度TRでお触り。
下部はダブルクラックでフェイス的に登り、下から三分の一のところにあるテラスでレスト。テラスから離陸するとフィンガーパート。一切フットホールドはなくフットジャム真っ向勝負。花崗岩だったらもう少しフリクションで誤魔化せそうな場所でも、そこは名張。しっかり確実にフットジャムを決めないと簡単に滑ってしまう。フィンガーパートをどうにかこなしても、シンハンド部分の一手が(自分には)甘くしんどい。てかね、ぴんぴんにロープを張ってもらってもホウホウの体で、もう指が痛いのなんの。て、痛いの。でも。
わぁ…(脳内麻薬だだもれ)。
まさか、遥か遠い目標のルートにこんなに早くお触りできるなんて。トップロープだけど(あ、トップロープだからかろうじて触れる、のか)。
ありがとうございました。
***今回登った(触っただけの)ルート***
2014/11/22
/*名張、サニーサイド
・だんだん(5.8 NP)-再登。「大きなカムはトップロープ」という名言は真実ですが、大きなカムがないと出だしからノープロです(怖)。
・もいち(5.10a NP)-RP。前回OSトライに失敗したのでリベンジ。ワンポイントの核心がフェイスっぽいムーブなんだけど、フットホールドがクラックにしか拾えないのは名張ならでは、で、さすが。しかし10aには辛いような…という意味でもさすが。
・じょっぴん(5.11c NP)-TR。まさかこんなに早く触れる日がくるなんて…(驚)。11cは明らかに自分にはオーバーグレード。でも楽しくて脳内快楽物質だだ漏れ。がちんこのジャミングとフットジャム以外受け付けないクラックの潔さといったら。あぁ…()
・じょっぴん(5.11c NP)-TR。もう一度。もう何度でも手を足を突っ込みたくなる。と、同時に余りの進めなさに(核心で剥がされるとロープの伸びでフィンガーセクションからやり直しなので)指が足先が痛くて「もういやだよ」と岩とのコンタクトを拒否する感じも。登れるようになりたいです。いつの日にか。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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