Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2015.10.21,Wed
日曜は瑞牆へ。
不動沢林道の車止めからほど近い前絵星岩へ。
ここは、アプローチも近いし乾きも良く、手頃なルートがいくつかあるので、去年一昨年あたりは何度か訪れたところ。瑞牆本が出版されてからは未知のエリアに出向くことが多く、久しぶりの再訪。
まずは「晩秋荒野(5.10a NP)」へ。アプローチピッチをこなし、カンテの向こう側に回ると、傾斜こそないもののフレアした下開きのクラックがすらり。
ルートが長くさらに途中で屈曲しておりカム回収の必要があるため、リード&フォローで。自分はフォロー。
いやしかし、フォローで良かったです(苦笑)。
下部のワイドパートが、ほんと数十センチなんだけど、なんぞこれ…? という感じで動けない。なんとかアームバーやらニーバーやらリービテーションでもぞもぞと這い上がり、後は長く続くルートの、アルパイン風味な部分をこなして岩峰の上を目指すばかり。
続けてリードでトライ。案の定、下部のワイドパートでテンション。いったん降りて、再トライ。でもだめ。
ひとまずフィックスロープを残し、下に降りて昼食&昼寝。
うつらうつらとまどろみながらムーブを考えてみるけれど、どう考えても上手く繋がらない。
もしも…もっと掌が大きければフィストが効くかもしれない、もっと身体が小さければ中に入れるかもしれない、もっと背が高ければ悪い部分は飛ばせるかもしれない―つまり、自分にはサイズが合っていないのだなぁ…と、悲しくなる。
でも10aだよ? と、決してグレードに拘泥するつもりはないと嘯きつつ、やはり与えられた数字を前に暗澹たる気持ちになる。10aとあるならば、10aなりの登り方がある筈で、それが自分には見出せないということに。
ぼやぼやしていると、秋の日はつるべ落としなので、フィックスロープを伝って再度トライ。
で、登れました。あれれ。
分かってしまえば…なるほど、ここのところ毎回同じ間違いを犯しているのかも。
しじま谷のワイドのトラベルチャンスしかり、熊岩の10bしかり。
キャメロットの5番サイズの部分は、自分のサイズ的にどうにも悪くて、ついついなんとかしようとしてしまうけれど、それではダメなのでした。
最後に新緑荒野の4P目のダイレクトバージョンの「ダイレクト(5.10a)」をTRで。TRの気楽さもあり、こちらは自分のサイズや動きに合っているお陰で楽しい。
でも、自分のサイズに合わずに苦労したルートが登れた嬉しさはひとしおでした。
まぁ、ぼちぼちっと。
***今回登った(触っただけの)ルート***
2015/10/18
/*瑞牆、前絵星岩
・晩秋荒野(5.10a NP)-フォローで。
・晩秋荒野(5.10a NP)-×。下部のワイドパートで行き詰まる…。
・晩秋荒野(5.10a NP)-RP。つまりそういうこと。あぁ…。あと、午後になって日が傾いてコンディションが良くなったお陰もあるのかも。ご飯3杯。
・ダイレクト(5.10a NP)-TR。正直なところ、単に得意系なのかも。ご飯4杯。
閑話休題。
かつて「烏帽子岩、前烏帽子岩」とブログで表記した後に、100岩を見て「絵星岩、前絵星岩」であることに気が付いてチクチク訂正した記憶があるのだけれども…。
瑞牆本によると「これもその形状から烏帽子岩というのが正解だろう」という指摘がなされていますが、烏帽子の形状をしているのは一目瞭然なので、それを敢えて「絵星」と書き表すことが一種独特のロマンチズムなのではないかなー…と思ったり。どうなんでしょう。
この点がすっきり解明されるまでは、敢えて「絵星岩」で行こうと思います。でも漢字変換すると烏帽子が一発選択なので、ついつい烏帽子岩になったりもしちゃうのですが。。
瑞牆本は実にすばらしいガイドブックで沢山の恩恵に預かっている身ですが、もう一点。
新緑荒野の4P目の途中にあると書かれているリングボルトは、2012年の時点では自分も目にしましたが(無視したけど)、2014年には消失していました。あってもなくても大差はありませんが、登る方は「リングボルトが打ってある(から大丈夫)」みたいな説明にはご注意あれかし、です。
不動沢林道の車止めからほど近い前絵星岩へ。
ここは、アプローチも近いし乾きも良く、手頃なルートがいくつかあるので、去年一昨年あたりは何度か訪れたところ。瑞牆本が出版されてからは未知のエリアに出向くことが多く、久しぶりの再訪。
まずは「晩秋荒野(5.10a NP)」へ。アプローチピッチをこなし、カンテの向こう側に回ると、傾斜こそないもののフレアした下開きのクラックがすらり。
ルートが長くさらに途中で屈曲しておりカム回収の必要があるため、リード&フォローで。自分はフォロー。
いやしかし、フォローで良かったです(苦笑)。
下部のワイドパートが、ほんと数十センチなんだけど、なんぞこれ…? という感じで動けない。なんとかアームバーやらニーバーやらリービテーションでもぞもぞと這い上がり、後は長く続くルートの、アルパイン風味な部分をこなして岩峰の上を目指すばかり。
続けてリードでトライ。案の定、下部のワイドパートでテンション。いったん降りて、再トライ。でもだめ。
ひとまずフィックスロープを残し、下に降りて昼食&昼寝。
うつらうつらとまどろみながらムーブを考えてみるけれど、どう考えても上手く繋がらない。
もしも…もっと掌が大きければフィストが効くかもしれない、もっと身体が小さければ中に入れるかもしれない、もっと背が高ければ悪い部分は飛ばせるかもしれない―つまり、自分にはサイズが合っていないのだなぁ…と、悲しくなる。
でも10aだよ? と、決してグレードに拘泥するつもりはないと嘯きつつ、やはり与えられた数字を前に暗澹たる気持ちになる。10aとあるならば、10aなりの登り方がある筈で、それが自分には見出せないということに。
ぼやぼやしていると、秋の日はつるべ落としなので、フィックスロープを伝って再度トライ。
で、登れました。あれれ。
分かってしまえば…なるほど、ここのところ毎回同じ間違いを犯しているのかも。
しじま谷のワイドのトラベルチャンスしかり、熊岩の10bしかり。
キャメロットの5番サイズの部分は、自分のサイズ的にどうにも悪くて、ついついなんとかしようとしてしまうけれど、それではダメなのでした。
最後に新緑荒野の4P目のダイレクトバージョンの「ダイレクト(5.10a)」をTRで。TRの気楽さもあり、こちらは自分のサイズや動きに合っているお陰で楽しい。
でも、自分のサイズに合わずに苦労したルートが登れた嬉しさはひとしおでした。
まぁ、ぼちぼちっと。
***今回登った(触っただけの)ルート***
2015/10/18
/*瑞牆、前絵星岩
・晩秋荒野(5.10a NP)-フォローで。
・晩秋荒野(5.10a NP)-×。下部のワイドパートで行き詰まる…。
・晩秋荒野(5.10a NP)-RP。つまりそういうこと。あぁ…。あと、午後になって日が傾いてコンディションが良くなったお陰もあるのかも。ご飯3杯。
・ダイレクト(5.10a NP)-TR。正直なところ、単に得意系なのかも。ご飯4杯。
閑話休題。
かつて「烏帽子岩、前烏帽子岩」とブログで表記した後に、100岩を見て「絵星岩、前絵星岩」であることに気が付いてチクチク訂正した記憶があるのだけれども…。
瑞牆本によると「これもその形状から烏帽子岩というのが正解だろう」という指摘がなされていますが、烏帽子の形状をしているのは一目瞭然なので、それを敢えて「絵星」と書き表すことが一種独特のロマンチズムなのではないかなー…と思ったり。どうなんでしょう。
この点がすっきり解明されるまでは、敢えて「絵星岩」で行こうと思います。でも漢字変換すると烏帽子が一発選択なので、ついつい烏帽子岩になったりもしちゃうのですが。。
瑞牆本は実にすばらしいガイドブックで沢山の恩恵に預かっている身ですが、もう一点。
新緑荒野の4P目の途中にあると書かれているリングボルトは、2012年の時点では自分も目にしましたが(無視したけど)、2014年には消失していました。あってもなくても大差はありませんが、登る方は「リングボルトが打ってある(から大丈夫)」みたいな説明にはご注意あれかし、です。
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自己紹介:
Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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