Norlys(ノールリース)-日々のあれこれ
Posted by norlys - 2015.04.23,Thu
先週末は元祖なばらーU夫妻と共に名張へ遠征。今年に入って2回目の名張。
3月中旬に名張に行って来た旨をジムでお話したら、4月になったら行きましょうそうしましょう、と。ありがたいお言葉。
今回もまた、普通の土日で名張へ弾丸ツアー。
4月18日の土曜日は第一岩壁へ。
なばらーの方々がたくさんいらっしゃり、岩場は和やかに賑やか。
新緑が目に美しく、陽射しは眩しく、けれども暑くなく、岩は若干ひんやり。あぁ、いいな…、ここにいられるだけで本当に幸せだな…と、しみじみ。
奥壁に移動し、まずは「Golden Jam(5.7/9 NP)」でアップ。
寝不足気味ということもあって体調は今ひとつだし、ぶよがぶんぶん飛び回っていたけれど(東海ではもうそんな季節なのか…と驚きつつ)、割れ目に指を手を腕を足を突っ込むだけで、ただただ幸せ。
それから「むささび君の休暇村(5.10b NP)」にTRで。
TRだとノーテンなんですけどねぇ…。とはいえ、前回リードでトライした時にカムが邪魔になって身動きとれず…だったので、動きをもっと確実にするかセットするカムのサイズを変更しないとリードのトライは難しそう…。花崗岩だったらフリクションで登れてしまいそうだけど、名張の岩ではそうはいかない点がとても面白いし大好きなのですが。。
ただこのルートは、名張のツヨツヨさん達の中でも「なんか不確実な感じ」との評価のあったので、よほどジャストフィットなサイズの持ち主でなければ、そういうものなのかも。
そうこうしている内に、Uさんとまに氏がそれぞれ「大魔神の逆襲」と「蔦屋」にトライ。どちらも30mほぼいっぱいにロープを伸ばす長いルートへのOSトライ。OS狙いだけに緊張感に満ちたトライ。お二人とも見事OS成功。あぁすごいなぁ…と、ちょっとうるっときました。
おおげさかもなんですが、オブザベを重ねていざギアを担いで長いルートの中で一手一手を進めて登り切ることは、本当に価値があると思う。そして、OSトライは一生に一度きりなので、ただただ素直に羨ましい。お二人とも、さすがです。
自分ときたら、へぼへぼなのでTRでお触りさせていただくばかりで…。若干勿体ないかな…とも思いつつ、練習しなければ上達もせず、と割り切るように自分に言い聞かせてみる。ヘタレ。
この日の夜は、久し振りに名張の岩場に戻られたU夫妻を囲み、総勢14名(?)の大所帯で宴会。
楽しくて時間が過ぎるのがあっという間でした。
4月19日の日曜日、未明にテントを叩く雨音をまどろみの中で聞き、遥々遠征してきたのになぁ…と二日酔い気味の頭を振りつつ起きてみれば、外は未だしっとりと春の雨。雨のピークは一時的に過ぎたものの、午前中は断続的に雨予報。。
それでも雨に強い第一岩壁ならば…ということで、岩場へGo。時折小雨は降るものの、岩は割とドライなコンディションでなるほど登れそう。(というよりも、もう登る気まんまんな皆の熱気に岩も乾いた…? というのが正解(笑))
登れるとはいえ、コンディションはやはりイマイチ。いや、「湿っているのは岩じゃない、オレのハートだ」的なw。
チャレンジングなルートは難しいので、まずは空いていた「これなんですか(5.10a NP)」へ。
それから、その下の「苔男(5.10c NP)」にトライ(自分はトップロープだけど)。
1便目は前回固めたはずのムーブが再現できずどテン山。ほうほうの体でトップアウトし、核心部分のムーブを改めて作り直し。その甲斐あってか2便目はどうにかノーテン。
名張にしてはルート自体が短い分、核心ムーブの強度が凝縮されていて、過たずしっかりとジャミングを決めることが自分には未だ難しく、そして楽しい。
そんなこんなでタイムアウトになったので、皆さまにお別れの挨拶をして、一路帰京。
日曜日のお天気が各所でイマイチだったせいか渋滞もなくスムーズに帰ることができました(ほ)。
今回もまた大した成果はなく。そりゃ前回訪れたときから一ヶ月弱で突然上手になっていたりなんて考えは甘い罠。
折角遠征してきたのだから名のあるルートに果敢に挑戦できたら、そして登ることができたら、それはもう最高なんだろうけど。
ただ、名張に足繁く通われているローカルの方々とお話をしている中で、皆さん本当にここの岩場が好きなんだなぁ…という熱い思いをお裾分けしていただいて、それはとても幸せなことでした。
グレードというのはひとつの目安だし、自分もまたやはりグレードは気になるけど、名張の場合には同じ数字でも性質が全然異なるルートが多いので(と思います)、数字だけではなくどのルートにトライしているかまたは登れたか、というルート主体の見方をする方が多いように思われ、そのことが自分にはうれしいのです。
とまぁ。楽しく登り連日餃子を食べてはさらに餃子への思いの丈を語り合い…と、クライミングと餃子づくしの2日間でした。
普通の土日がまるで何日もかけてのツアーのような濃密さで、道中や岩場や宴会でお会いした皆様には心から感謝しています。
本当にほんとうにありがとうございました。
***今回登った(触っただけの)ルート***
2014/04/18
/*名張、第一岩壁
・Golden Jam (5.7 NP)-再登。アップなので、上部の木を贅沢にふんだんに活用し、ラグジュアリーに登りました(苦笑)。
・むささび君の休暇村(5.10b NP)-TR。TRだと行けますけどね、えぇえぇ…。前回お触りしたときにもしかしてーと思った「途中で向きを変える」を試したら結構ハマった。サイズの違いなのかなぁ…。次回機会があったらリードしたいです。
・大魔神の逆襲(5.11a NP)-TR。Uさん渾身のOSのおこぼれに預かりTRで。
出だしはボルダリー、中間部は長い快適な旅、そして最後にボールドなムーブが出てくるという、キムチの上にシフォンケーキを重ねハバネロをトッピングしたような内容(意味不明w)。
1回目は出だし3歩目でスリップ。2回目はノーテンだったけどね、でもね、リードするのは躊躇。見た目すごくカッコいいんですけどね…。内容も刺激的なんだけど…。
上部にボルトが1つあればきっと全然違うのに...と思ったり、同時に、ボルトがないことがこのルートを完成させているようにも思えたり。うん、やはりない方がいい。すっきり。
・蔦屋(5.10c NP)-TR。まに氏渾身のOSのおこぼれに預かりTRで(そんなんばっか…w)。
前回訪れた時は良さそうだったけど、今回見たらなんとなくパッとしない印象。でも登ってみたら、名張っぽいワイドを交えたムーブから気持ちの良いジャミングが続き、長くて楽しいルートでした。
・蔦屋(5.10c NP)-RP。少し休憩した後、リードでトライ。ムーブは分かっているし、プロテクションも教えてもらったし…と、いたせりつくせりのコンディション。無事にRP。
登れたことは素直に嬉しいけれど、やっぱりあれだ、長いルートこそOS(FL)できたらばこそ、最高だよなぁ…。
2014/04/19
/*名張、第一岩壁
・これなんですか(5.10a NP)-再登。クラックの内部が若干しっとりしていてちょっと焦ったけれど、上部は乾いていたのでよかった。初めてトライしたときは、本当に「ええーこれなんですかっ!」状態だったけど、徐々に安定してきたような気がします。だといいな。
・苔男(5.10c NP)-TR。1便目は核心箇所がしどろもどろでコテンパン。
・苔男(5.10c NP)-TR。2便目はフットホールドと手順を変更してみました。どうにかノーテン。シンハンドが効きすぎて手の甲が痛いです…(嬉し泣き)。今一度ムーブを固めて、いつかリードしたいなぁ。。
3月中旬に名張に行って来た旨をジムでお話したら、4月になったら行きましょうそうしましょう、と。ありがたいお言葉。
今回もまた、普通の土日で名張へ弾丸ツアー。
4月18日の土曜日は第一岩壁へ。
なばらーの方々がたくさんいらっしゃり、岩場は和やかに賑やか。
新緑が目に美しく、陽射しは眩しく、けれども暑くなく、岩は若干ひんやり。あぁ、いいな…、ここにいられるだけで本当に幸せだな…と、しみじみ。
奥壁に移動し、まずは「Golden Jam(5.7/9 NP)」でアップ。
寝不足気味ということもあって体調は今ひとつだし、ぶよがぶんぶん飛び回っていたけれど(東海ではもうそんな季節なのか…と驚きつつ)、割れ目に指を手を腕を足を突っ込むだけで、ただただ幸せ。
それから「むささび君の休暇村(5.10b NP)」にTRで。
TRだとノーテンなんですけどねぇ…。とはいえ、前回リードでトライした時にカムが邪魔になって身動きとれず…だったので、動きをもっと確実にするかセットするカムのサイズを変更しないとリードのトライは難しそう…。花崗岩だったらフリクションで登れてしまいそうだけど、名張の岩ではそうはいかない点がとても面白いし大好きなのですが。。
ただこのルートは、名張のツヨツヨさん達の中でも「なんか不確実な感じ」との評価のあったので、よほどジャストフィットなサイズの持ち主でなければ、そういうものなのかも。
そうこうしている内に、Uさんとまに氏がそれぞれ「大魔神の逆襲」と「蔦屋」にトライ。どちらも30mほぼいっぱいにロープを伸ばす長いルートへのOSトライ。OS狙いだけに緊張感に満ちたトライ。お二人とも見事OS成功。あぁすごいなぁ…と、ちょっとうるっときました。
おおげさかもなんですが、オブザベを重ねていざギアを担いで長いルートの中で一手一手を進めて登り切ることは、本当に価値があると思う。そして、OSトライは一生に一度きりなので、ただただ素直に羨ましい。お二人とも、さすがです。
自分ときたら、へぼへぼなのでTRでお触りさせていただくばかりで…。若干勿体ないかな…とも思いつつ、練習しなければ上達もせず、と割り切るように自分に言い聞かせてみる。ヘタレ。
この日の夜は、久し振りに名張の岩場に戻られたU夫妻を囲み、総勢14名(?)の大所帯で宴会。
楽しくて時間が過ぎるのがあっという間でした。
4月19日の日曜日、未明にテントを叩く雨音をまどろみの中で聞き、遥々遠征してきたのになぁ…と二日酔い気味の頭を振りつつ起きてみれば、外は未だしっとりと春の雨。雨のピークは一時的に過ぎたものの、午前中は断続的に雨予報。。
それでも雨に強い第一岩壁ならば…ということで、岩場へGo。時折小雨は降るものの、岩は割とドライなコンディションでなるほど登れそう。(というよりも、もう登る気まんまんな皆の熱気に岩も乾いた…? というのが正解(笑))
登れるとはいえ、コンディションはやはりイマイチ。いや、「湿っているのは岩じゃない、オレのハートだ」的なw。
チャレンジングなルートは難しいので、まずは空いていた「これなんですか(5.10a NP)」へ。
それから、その下の「苔男(5.10c NP)」にトライ(自分はトップロープだけど)。
1便目は前回固めたはずのムーブが再現できずどテン山。ほうほうの体でトップアウトし、核心部分のムーブを改めて作り直し。その甲斐あってか2便目はどうにかノーテン。
名張にしてはルート自体が短い分、核心ムーブの強度が凝縮されていて、過たずしっかりとジャミングを決めることが自分には未だ難しく、そして楽しい。
そんなこんなでタイムアウトになったので、皆さまにお別れの挨拶をして、一路帰京。
日曜日のお天気が各所でイマイチだったせいか渋滞もなくスムーズに帰ることができました(ほ)。
今回もまた大した成果はなく。そりゃ前回訪れたときから一ヶ月弱で突然上手になっていたりなんて考えは甘い罠。
折角遠征してきたのだから名のあるルートに果敢に挑戦できたら、そして登ることができたら、それはもう最高なんだろうけど。
ただ、名張に足繁く通われているローカルの方々とお話をしている中で、皆さん本当にここの岩場が好きなんだなぁ…という熱い思いをお裾分けしていただいて、それはとても幸せなことでした。
グレードというのはひとつの目安だし、自分もまたやはりグレードは気になるけど、名張の場合には同じ数字でも性質が全然異なるルートが多いので(と思います)、数字だけではなくどのルートにトライしているかまたは登れたか、というルート主体の見方をする方が多いように思われ、そのことが自分にはうれしいのです。
とまぁ。楽しく登り連日餃子を食べてはさらに餃子への思いの丈を語り合い…と、クライミングと餃子づくしの2日間でした。
普通の土日がまるで何日もかけてのツアーのような濃密さで、道中や岩場や宴会でお会いした皆様には心から感謝しています。
本当にほんとうにありがとうございました。
***今回登った(触っただけの)ルート***
2014/04/18
/*名張、第一岩壁
・Golden Jam (5.7 NP)-再登。アップなので、上部の木を贅沢にふんだんに活用し、ラグジュアリーに登りました(苦笑)。
・むささび君の休暇村(5.10b NP)-TR。TRだと行けますけどね、えぇえぇ…。前回お触りしたときにもしかしてーと思った「途中で向きを変える」を試したら結構ハマった。サイズの違いなのかなぁ…。次回機会があったらリードしたいです。
・大魔神の逆襲(5.11a NP)-TR。Uさん渾身のOSのおこぼれに預かりTRで。
出だしはボルダリー、中間部は長い快適な旅、そして最後にボールドなムーブが出てくるという、キムチの上にシフォンケーキを重ねハバネロをトッピングしたような内容(意味不明w)。
1回目は出だし3歩目でスリップ。2回目はノーテンだったけどね、でもね、リードするのは躊躇。見た目すごくカッコいいんですけどね…。内容も刺激的なんだけど…。
上部にボルトが1つあればきっと全然違うのに...と思ったり、同時に、ボルトがないことがこのルートを完成させているようにも思えたり。うん、やはりない方がいい。すっきり。
・蔦屋(5.10c NP)-TR。まに氏渾身のOSのおこぼれに預かりTRで(そんなんばっか…w)。
前回訪れた時は良さそうだったけど、今回見たらなんとなくパッとしない印象。でも登ってみたら、名張っぽいワイドを交えたムーブから気持ちの良いジャミングが続き、長くて楽しいルートでした。
・蔦屋(5.10c NP)-RP。少し休憩した後、リードでトライ。ムーブは分かっているし、プロテクションも教えてもらったし…と、いたせりつくせりのコンディション。無事にRP。
登れたことは素直に嬉しいけれど、やっぱりあれだ、長いルートこそOS(FL)できたらばこそ、最高だよなぁ…。
2014/04/19
/*名張、第一岩壁
・これなんですか(5.10a NP)-再登。クラックの内部が若干しっとりしていてちょっと焦ったけれど、上部は乾いていたのでよかった。初めてトライしたときは、本当に「ええーこれなんですかっ!」状態だったけど、徐々に安定してきたような気がします。だといいな。
・苔男(5.10c NP)-TR。1便目は核心箇所がしどろもどろでコテンパン。
・苔男(5.10c NP)-TR。2便目はフットホールドと手順を変更してみました。どうにかノーテン。シンハンドが効きすぎて手の甲が痛いです…(嬉し泣き)。今一度ムーブを固めて、いつかリードしたいなぁ。。
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Norlys(ノールリース)。極光、いわゆるオーロラ。雪の降る季節と雪の降る景色がすき。趣味は編み物。週末は山を散策。
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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