中 20160414

今日はパンツーでヒデスク。振替を除き、今期最終回。
ボルダーエリアで8～5Qでのんびりアップ。ともすれば、どんどん登らないように気を付けつつ(苦笑)。

それからルートエリアでゆるりと4本。

で、課題ルートに1回だけトライ。
登り出した直後から、なんとなくしっくりこず…な、感じで、ルーフを抜けたところのクリップが一発で入らなそうでテンション。やはりワンテン地獄。

んー。。

前日レストしたけれど体調は万全ではなかったかな。湿度が少し高かったかな。中間部のムーブにところどころ迷いがあったかな。(反省モード)

全てのピースがピタリと嵌らないと登れない。限界グレードですからね。仕方ない。

ただ、以前よりも感触はよくなった、気がする。もう少し頑張ったら登れそう、というイメージがようやく掴めてきた、気がする。

今更だけど。ようやく。

後半の1時間半はボルダー。
うっかり、どっかぶりがイイ！と発言してしまい、極壁メインで。
最終回だからこそ、みんなでワイワイと登ることが、楽しいなぁ、と。いい時間だなぁ…と。
体幹と背中のチカラをフル活用的な課題が多く、がっつりと出し切りました。ヘロヘロ。

そういえば。

ボルダーでアップしている時に、荻の常連さんが昼間のリードからの絞り出しでボルダーエリアにいらっしゃったので、しばしお話。

いつまでもそこにあると思って安穏としていた、ふと振り返ってみると長いようで割と短い、あの場所のあの時間が自分達にとっていかに貴重だったのかな...ということなどを。しんみり。

で、その後に、ぽっかりと空いた時間に、ふっと。

「岳」の漫画を描いた方が、今はジャズの漫画を描かれているそうで、それはまだ未読なのですが...自分もかつて吹奏楽部だったので、なんというか、放課後のいつも練習の中でそれは滅多になく奇跡的な確率で噴出したエモーショナルな瞬間をふと思い出したりして。

クライミングとジャズ。あ、確かに、似てるな…と。クライミングと音楽って。大きな括りの中に細分化された個々の方向性があって。自らを高める努力が必要で、いくら練習しても足りなくて。独りで奏でている時の、または、セッションならではの、不満または充足感があって。目標はあるのになかなか辿り着けず、一時手が触れそうになっても、また届かないところにするりと逃げてしまう。

西陽の差すあの音楽室から、あれから随分と時間が経って、世間的には成熟した大人であるべきなのに、今でもまだそういう気持ちが自分の中に残っているのだと思ったりして(遠い目)。

移ろい変わっていくのは世の常。良い方向であれ、願いから離れ思いがけない行先であれ。
舵を切る航路の先に、どうか幸いがありますように。