自分は山のぼらーなので、林道にはしばしばお世話になっております。
なので、「林道整備=自然破壊 and/or 税金の無駄遣い」という主張に接すると、反対でも擁護でもなくなんともあやふやな態度をとってしまいがちです。
(∩゚д゚)アーアー聞こえない
みたいな。
ほんとにもう自分勝手で、どうもごめんなさい。。
そんな林道をめぐるニュースでございま。
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林野庁、林道造る「根拠」破棄 費用対効果データ
農林水産省・林野庁が、大規模林道40区間の費用対効果分析の元になった計算データを廃棄していたことが分かった。事業を進めてきた独立行政法人・緑資源機構が今年度内に廃止されるため、大半が工事中のこの区間は、15道県が建設を続けるかどうかなどを判断したうえで引き継ぐ。だが、その判断材料となる計算データが廃棄されたことで自治体側に戸惑いが広がっている。
費用対効果分析は、ムダな公共事業をなくすのが目的。しかし、道路整備の費用対効果分析には、交通量予測が過大だったなどの批判がある。分析結果が客観的かどうかを点検するのに必要な計算データが廃棄されていたことは、道路を巡る論議に影響しそうだ。
廃棄されたのは01~05年度に実施された費用対効果分析で用いられた計算式やデータ資料。全国32路線137区間のうち北海道、岩手、岐阜、広島、熊本など15道県にあるのべ27路線40区間だ。
林道の費用対効果分析は01年度に導入された。「効果」を、事業費や維持管理費などの「費用」で割った「投資効率」が1を超えれば、着工や事業継続が認められる。
各区間は、原則5年ごとに分析対象となる。林野庁は毎年8月までに分析結果を出し、計算データは毎年度末に廃棄してきた。情報公開法は行政文書を一定期間保存するよう義務づけているが、計算データの保存期間は「1年未満」としていた。計算の結果は3年間保存しており、同庁整備課の担当者は「計算経過のデータは不要だと判断した」と話している。
しかし、計算結果だけでは分析手法は吟味できない。国土交通省は道路の計算データは過去5年分を保存し、ホームページでも公開している。林道についても林野庁内で「再検証できないのは問題だ」との声があがり、06年度から計算データの保存期間を「3年」に改めた。ただ、07年度は緑資源機構の談合事件で分析作業がストップした。
大分県は宇目・小国線の移管を林野庁と協議する際、計算データを求めたが、同庁から「ない。申し訳ないが、計算は各県でやってほしい」と言われたという。同県担当者は「森林の状況や伐採計画の有無などのデータを集めて費用対効果を概算で出した」という。
波佐・阿武線などを抱える島根県も「資料を求めたが、ないと言われれば、どうしようもない」(担当者)。一から試算に取り組んでいる。
(asahi.com 2008/02/25 03時02分)
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うーむ、うーむ、うーむ。。
突っ込みどころが多すぎて、よくわからん。。
客観的な情報だけでいいのに、いちいちオピニオンをくっつけるから日本の新聞とかテレビは嫌いじゃ。
「戸惑いが広がっている」とか「議論に影響が出そうだ」なんて推測は、個人のブログに書き散らせばいいのにさ。
そもそもそのニュースを取り上げた時点で情報をフィルタリングしているんだから、余計な一言は付け加えんでえぇっちゅーの。
しかしまぁ、林野庁さんもOngoing のプロジェクトのアウトライン資料を、年度末だから捨てちゃえ~♪っていう考えはだめでしょう。社会保険庁じゃあるまいし。。
もしかして、後任の人が資料を検証して「すわっ、これはおかしいじゃないか」と突っ込まれるのが厭で、さっさと捨てるが勝ちという考え方なのかなぁ。。
管理する側がこんなにgdgdでは、税金の無駄遣いの象徴として祭り上げられても仕方ないかな。。とは思います。
が、個人的には、必要な林道は新規造成・維持補修してほしいなとも思います。
決して全国の山のぼらーの便益のためではなく、あくまでも国土保全のために。
国家百年の計といいまして。
100年先のあるべきグランドデザインを提示して推進する-そんなこともできない国に未来があるかい。
そういえば。
林道つながりで。
南アルプス林道の通行に際して、今年から片道100円の協力金を支払うことが義務付けられるそうで。
林道の受益者から直接徴収というのはわかりやすくてよいかもしれません。たかだか往復200円だし。
とはいえ、そのお金が正しい方向に用いられることを願わずにはいられません。
つか、金を出すなら口も出させてもらいましょう。
乗り心地が悪いのは別にかまわないけど、あの排気ガスダダモレなバスをどうにかしてくれ、山梨県。
(従来のバス料金に200円をプラスで払うだけでなんてエラソーな? r( ̄_ ̄;)
色々と気になることをメモしたり、グダグダ書いてみたり。山の記録はなるべく参考になりそうなことを…と思いながらも思いついたままに垂れ流し。。
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